購入諸費用を抑える方法

中古マンションの購入諸費用は、物件価格の6~10%位になります。3,000万円の物件の場合には、250万円前後の購入諸費用を用意しなければなりません。
購入諸費用が足りない場合には別途諸費用ローンが利用できますので、契約時の手付金が用意出来れば、物件の購入は可能です。

この諸費用のなかで節約できる費用と後回しにできる費用についてアドバイスさせて頂きます。

 

節約できる費用

◯購入時の仲介手数料
物件価格の6~10%の中で大きなウェイトを占めるのが、購入時の仲介手数料です。中古マンションの購入に際に物件の紹介から見学までを行った仲介業者へ支払います。この金額が、物件価格×3%+6万円と消費税です。諸費用の約半分がこの仲介手数料ですので、いくらかおまけしてもらえないかと思うところです。実際は、上限金額ですので減額してもらえる仲介業者を探せばいいわけです。また、契約の直前に減額を申し入れても応じてもらえないこともありますのでご注意ください。

 

後回しにできる費用

◯銀行ローンの経費
銀行ローンの金利が低いので、銀行ローンを借りて物件の購入を計画した場合にかかる費用で後回しにできるのが、保証会社へ支払う保証料です。銀行ローンを借入する場合は、第三者の保証人を立てる必要がなく保証会社へ保証料を支払います。この金額は、借入期間35年の場合には、借入金額100万円あたり20,620円(銀行によって異なります)です。

例えば、借入金額が3,000万円の場合は
20,620円×3,000万円÷100万円=618,600円  が必要となります。

この分を何とか減らしたい場合は、借入金利に0.2%上乗せすることによって、当初の証料は不要になります。これを保証料の内枠方式と言って、自己資金が少ない場合に利用することができます。

 

◯火災保険
自宅の火災地や地震震・竜巻などの自然被害にあってしまった時のために、火災保険に加入します。加入期間は一般的に住宅ローンの残存期間がおすすめですが、銀行ローンの場合には加入が借入条件ではありません。ただし、いつ被災してしまうか分からないので最低限1年の継続や5年・10年の継続で後回しにできます。実際の保険金額は、保険代理店で算出できます。

 

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